CAITAC GROUP

岡山から、世界へ。カイタックグループ岡山から、世界へ。カイタックグループ

グローバルに展開する岡山のカイタックグループ。商社ならではの、海外ビジネスの魅力と可能性を聞く。 グローバルに展開する岡山のカイタックグループ。商社ならではの、海外ビジネスの魅力と可能性を聞く。

(左)石原さん(右)本社写真

(左)石原さん/入社10年目、海外への新たな事業展開を見据える石原大資さん。取材翌日からはベトナムへ。
(右)本社写真/岡山本社ビルは、2015年6月に竣工された、12階建ての快適な空間。2018年、カイタックグループは創業70周年を迎えます。

岡山に暮らし、世界で活躍、グローバルなアパレルビジネス。岡山に暮らし、世界で活躍、グローバルなアパレルビジネス。

岡山駅からほど近く、新幹線ホームからも本社ビルが見えるカイタックグループは、繊維商社・総合アパレルとしての実績を誇る老舗企業。岡山ならではのデニム生地を活かしたワークウェアなど、幅広い製品を手掛けて成長を続ける企業です。なかでもユニフォーム営業部は、欧米やアジアなど、世界を飛び回ってグローバルにビジネスを展開するチーム。入社10年目、海外での仕事にも慣れ、活躍のフィールドが広がっている石原大資さんに、アパレルビジネスの醍醐味についてお話を伺いました。「岡山に暮らしたい、でもグローバルに活躍したい」と思う岡山就活生のジレンマを解消してくれる、スケールが大きな仕事ぶりを紹介します。

アジアの中でも急成長を遂げるベトナム。写真はカイタックグループの拠点があるハイフォン市に近いハノイより

アジアの中でも急成長を遂げるベトナム。写真はカイタックグループの拠点があるハイフォン市に近いハノイより

年間140日以上を海外で。最近はとくにベトナムがおもしろい。年間140日以上を海外で。最近はとくにベトナムがおもしろい。

現在、ユニフォーム営業部ワークウェア部で企画営業に携わる石原さん。国内の取引先アパレルメーカーに企画を提案、その商品を海外や国内の自社工場や提携工場で生産、納品まで担当しています。海外の工場や関係企業とのやり取りのため、現地に赴くことが多く、2017年はアジアやアメリカを中心に20回以上海外へ出張していたそう。1回の出張は約1週間、計算すれば年間140日以上、1年の3分の1は日本を離れ、海外で仕事をしていたことになります。カイタックグループは中国やアメリカに支社や自社工場を持ち、ベトナムやタイの提携工場などでも、製品を手掛けます。文化の違う異国の人たちとの仕事は、思うように進まない時もあるそうですが、現地の方々とやり取りをしながら形にした製品がクライアントに喜ばれ、また国内市場でヒットした時は、喜びもひとしおだとか。今、一緒に仕事をしてきたベトナム工場が、デザイン性の高い商品も生産できるまで技術力が向上し、充実してきたそう。生産拠点として育っていることに、今後の可能性を感じると話してくれました。

定番からデザイン性のあるものまで、幅広いワークウェアを手掛けるユニフォーム営業部。なかでもデニムを使った製品は自社の強み。

定番からデザイン性のあるものまで、幅広いワークウェアを手掛けるユニフォーム営業部。なかでもデニムを使った製品は自社の強み。

「岡山に暮らしながら海外へ」にこだわった自身の就職活動。「岡山に暮らしながら海外へ」にこだわった自身の就職活動。

就活時には「岡山に暮らしながら海外で仕事ができる」企業を探しました。ファッションが好きだったこともあり、業界ではデニムの老舗としても知られ、アパレルでビジネスができるカイタックグループを希望したそうです。採用後は先輩社員について一から仕事を教わり、2年目からは希望通り、海外へ出始めたとのこと。ユニフォーム営業部では定番からカジュアルまで、さまざまなスタイルのワークウェアを手掛けますが、石原さんは自社の強みであるデニムを活かしたワークウェアを業界へ仕掛けているそう。ますます勢いづくアジア圏のなかで、持ち前の行動力で攻めの仕事を続けています。

ドイツ・デュッセルドルフのメッセデュッセルドルフ会場にて。安全技術のレベルの高さを実感。

ドイツ・デュッセルドルフのメッセデュッセルドルフ会場にて。安全技術のレベルの高さを実感。

アメリカやベトナムなど、海外での新規販路開拓を目指して。アメリカやベトナムなど、海外での新規販路開拓を目指して。

2017年にはドイツで開催されていた安全技術やワークウェアの展示会にも足を運んだ石原さん。職人文化が根強いヨーロッパのワークウェア業界で目新しい情報をたくさん収集したそう。好奇心、探求心ともに旺盛な石原さん曰く、語学力よりも多少の問題は気にしない度胸の方が、海外で仕事をするには大切なんだとか。

今後は海外で製品を作るだけでなく、販路の開拓を狙っているとのこと。カイタックグループがロサンゼルスの自社工場を通じて培ってきた人脈が生かせそうなアメリカ、生産拠点へと成長しつつあるベトナムなど、リアリティのある目標として掲げています。そこには30代、40代とさらに海外で活躍する自身のくっきりとしたイメージがありました。

最後に岡山の企業への就職にこだわった理由を聞きました。「関西の大学に進学して学生生活を送るうちに、どこかホッとする土地柄はもちろん、交通の便の良さ等、改めて“岡山”の魅力に気付き、将来的には安心して暮らしやすい岡山で長く働きたいと思いました。」安心できる環境で生活しながら、海外へ出ていく。メリハリのあるスタイルがカイタック流です。

対談風景

2017年からロサンゼルス拠点でのインターンシップがスタート。2017年からロサンゼルス拠点でのインターンシップがスタート。

カイタックグループでは、2017年よりロサンゼルスでの海外インターンシップをスタート。全国でも数少ないアメリカでの実践的なインターンシップということで、海外志向の学生や挑戦心溢れる学生から大きな反響があったそう。このようなインターンシップを開催できるのも、国内外で広く事業展開し、新しいビジネスの種をいつも探しているカイタックグループだからこそ。次は何を仕掛けてくれるのか、目が離せません。

参加した学生は、現地でのマーケットリサーチと消費者インタビューを通して、アメリカでの新規ビジネス提案を行った。

参加した学生は、現地でのマーケットリサーチと消費者インタビューを通して、アメリカでの新規ビジネス提案を行った。

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